スーパーカブ110でSUGO6時間耐久レースを走ってみた
どうも、やまねです。
モトチャンプ杯全国大会はお疲れ様でした。その話は次回に持越しまして、今回はSUGOミニバイク6時間耐久に参戦してきた時の話をしようかと思います。
車両はなんとスーパーカブ110
もともとはハングアウトさんに誘われて参戦したのですが、最初はどうなるかと思っていましたが、意外や意外に走る車両でしたね。
ま、車両の仕様などや全体的な流れは既に他の方のブログに出ていますので、そちらを参照下さい。
ハングアウトさん
http://ameblo.jp/rcr-hangout/entry-11918529906.html
http://ameblo.jp/rcr-hangout/entry-11919533151.html
http://ameblo.jp/rcr-hangout/entry-11919534722.html
あまがえるさん
http://amagaeru12.blog90.fc2.com/blog-entry-1105.html
http://amagaeru12.blog90.fc2.com/blog-entry-1107.html
HOT30'sさん
http://blogs.yahoo.co.jp/hot30sjr/46567204.html
ですので、今回はライダー目線でカブを語ってみようかと思います。
自分は基本的にはSP17でのカートコースがメインなのでロードコース自体はそんなに経験がありません。ですので一緒のチームの長島選手にアドバイスを頂きながらロードコースの走り方をレクチャーしてもらいました。
その中で一番しっくり来た言葉が「クリップからゼブラまでの距離感」です。
要はゼブラ一杯一杯まで利用したコーナー脱出速度に慣れろ、という事でした。
スピード感が全く違うので目が追いつかないのですが、ゼブラまで遠かったらまだまだ速いコーナリング速度を保てる、という事です。
それを念頭に各コーナーのポイントをまとめておきます。
カブの場合ですからね。SP車両やオープン車両には何の参考にもなりません。
まずゼブラまでの距離を一番実感したのがSUGOの1、2コーナーでした。
青が私、赤が長島選手
カブの飛び込み速度は103km/h前後で飛び込んで87km/hほどで回ります。
で、アクセルは全開のまま・・・らしいんですが、私は怖くてどうしても緩みがちでゼブラギリギリまで使えませんでしたねぇ・・・奥は広いので、たぶん全開のままでいけるんでしょう。長島選手曰く、目の錯覚だから全開で大丈夫らしいです。
3コーナーは下りで速度を乗せてあまり膨らまずにイン、イン、アウトのようなイメージで。このあたりはかなり速いんじゃないでしょうか。3コーナーで抜かれた記憶があるのは上位陣のガチオープン車両数台ぐらいでした。
ロガー上では100km/hオーバーで回っています。
で、問題の4コーナーからS字にかけて。
ここ、ノーブレーキです。アクセルもどして3速にシフトダウン。あとは一気に曲げる。
エンジンも結構悲鳴上げていますねぇ・・・ピストンとバルブ、結構近いんじゃないんでしょうか。
登りは87km/hで頭打ち。4速入れても失速。ガマンの時です。
ハイポイント手前で4速、その後は全開固定。下りの右のレインボーコーナーも全開でいけるのですが、怖いです。思いっきり体をイン側に入れて遠心力に耐えるとギリギリゼブラ内で収まります。
裏ストレート。何やっても117km/hまで。頭打ち。ガンガン抜かれます。怖い。
クラッチ切ってみて下り坂を転がしてみたりもしてみました。全く意味ありません。
青が私、赤が長島選手
馬の背、これもノーブレーキです。アクセル戻してやや大回りしてカントを利用して曲がる、と。たぶんこっちの方が速いと思うんだけど、どうなんだろう。
長島選手は3速いれてアクセル開けながら曲がっているみたいだけど、ロガー上では違いはイマイチ分からなかった。
SPからシケインまでは全開固定ですね。ハイ。小回りを心がけると。
で、問題のシケイン。木の間からシケインが見えたらアウトに向かってフルブレーキ。2速落として、シケインのカントを利用して右、左に切り返す。
あとは登りです。他の車両と比べるとはっきり言ってパワー不足で遅いですが、失速させてしまったSP12車両よりは登りました。
青が私、赤が長島選手
長島選手が2分17秒5でファステスト、私が2分17秒6というデータが残りました。大きな差はレインボーコーナーで私がアドバンテージを取って、シケインでひっくり返るという状態ですね。お互いココを修正すればコンマ5ぐらいはまだ縮まりそうです。
あと、インジェクションコントローラーが利用できるのですが、イマイチ使いどころが分からなかったです。どうやら濃くなってた方が速いっぽいのですが、いまひとつ実感できませんでした。長島選手は高速域でのトルク感が出た、との事でしたが、体重差なのかも知れません。
車体自体は軽くてKR410とのバランスが良く、転がすように走行するのに良い感じでした。
もうちょっとバンク角が稼げればコーナリングマシンとしてはかなり優秀なんじゃないでしょうか。個人的にはフロントにもう少し荷重を掛けたい所です。蛇角を取って切り込ませて、遠心力には身体とバンクで対応させるような・・・そんな方向性でアクセルオフだけでもっと曲げていきたいのです。
ちなみに6時間走り終わった状態のタイヤです。
リアの真ん中にスリップサインwwwなんだそりゃwwwwwww
どんだけリアで真っ直ぐ走るんかいなwwww
あとはMAXスピードを上げる事でしょう。単純にファイナルをロングにするとパワーバンドから外れてしまうので、現状ではファイナルをいじる事も出来ませんでした。
純正の14-34のままです。カムもハイカムが入っているようですが、もしかしたらこれも必要なかったのかも知れません。
上にパワーカーブの頂点を振った所で、結局は下から使うので、3速から4速にシフトチェンジした時に純正カムの方がスムーズに繋がったのかも知れません。
そう考えると、純正がかなりバランス良い車両なんだなぁ、と思ったわけです。ハングアウトピストンはその純正状態をそのままにトルク、馬力を綺麗に増やした感じですしね。
そうなるとミッションをクロスさせてファイナルをロングにして、パワーバンドを狭めてもっとパワーを出す、という感じですか。そこで初めてハイカムが必要かな、と走行した感じでは思いました。
もうちょっと煮詰められればまた違う景色が見れそうなマシンです。
来年もやるんですかね。またお呼ばれされたら是非参加したいです。
リザルト83台中43位
http://www.sportsland-sugo.jp/results/20140831_minibike6h.html
ではまた ノシ